伊仙町出身の永里さん、23位 スカイトレイル世界選手権

2018年10月02日

スポーツ

寒さに耐えながらゴールを目指す永里さん(藤巻翔さん提供写真)

寒さに耐えながらゴールを目指す永里さん(藤巻翔さん提供写真)

  山岳を駆け抜けるスピードを競うスカイランニングの世界選手権が9月13~15日、イギリスのスコットランドであった。バーティカルキロメーター(VK)=5㌔、標高1000㍍以上=で、伊仙町出身の永里剛城さん(29)=陸上自衛隊=が日本代表選手として初出場し、46分51秒のタイムで11カ国238人中23位で完走した。永里さんは「目標の15位入賞には届かなかったが、無事にゴールできた。応援してくれた多くの人に感謝したい」と話した。

永里さんは169㌢。面縄小、面縄中、阿久根市の鶴翔高を経て、駅伝出場者も多い陸上自衛隊に入隊。県下一周駅伝大島地区の代表選手で、スカイランニングは6年前から駅伝のトレーニングで取り組んでいる。昨年9月、山形県であったアジア大会の男子バーティカル部門4・6㌔(93人出場)で39分26秒のタイムで2位入賞して代表入りした

 男子VKは初日にあり、選手は30秒置きに出発し、永里さんは午後4時40分にスタートした。「700㍍上がったところで周辺の気温が下がり始め、残り300㍍近くは寒さで意識が遠のきそうになりながらも何とか完走できた」と振り返り、「再び国内選考を突破して次回大会で目標を達成したい」と話していた。

 世界選手権は2年に1回、VKなど距離別に3種目の個人戦を行い、国別ランキングも競う。今大会で日本は4位入賞した。