原(喜界高出身)がプロ入り/ヤクルトから7位指名

2014年10月24日

スポーツ

夏の県大会2回戦で本塁打を放ちベンチに戻る原=09年7月、県立鴨池球場

夏の県大会2回戦で本塁打を放ちベンチに戻る原=09年7月、県立鴨池球場

  プロ野球のドラフト会議が23日、東京都内のホテルであった。奄美関係では喜界高校出身のスラッガー、原泉(第一工大・4年)が東京ヤクルトスワローズから7位指名を受けた。原はプロ志望届を提出しており、入団すれば奄美の高校出身で3人目のプロ選手となる。3人はいずれも喜界高校OB。

 ドラフト会議はこの日午後5時から行われた。原は大学関係者とともに霧島市の第一工業大学で経過を見守った。恩師の久保正樹さん(68)=元喜界高校野球部監督=も千葉県から駆け付けた。
 7順目、ヤクルトが原を指名すると、歓声が上がった。久保さんは高校時代の原を思い出しながら「器用ではなかったが努力家。当時から長打力はずば抜けていた。大学に入っても試合結果を報告するなどまめな一面もあった」と振り返り「(球団の指名に)本人もほっとしていたが、私は感動で涙が出そうだった」と話した。