大島9位、B級維持ならず 県女子駅伝、優勝は鹿児島

2021年02月01日

スポーツ

スタートする大島の伊集院若菜(右から4人目)ら1区の選手たち=31日、霧島市隼人運動場

スタートする大島の伊集院若菜(右から4人目)ら1区の選手たち=31日、霧島市隼人運動場

 第34回県地区対抗女子駅伝競走大会(県、県教育委員会、MBC南日本放送主催)は31日、霧島市の隼人運動場を発着点に6区間21・0975キロであった。大島は1時間17分32秒のタイムで9位。昨年の8位から一つ順位を落とし、目標のBクラス維持は成らなかった。鹿児島が1時間9分14秒の大会新記録で、5年ぶり4回目の優勝を飾った。

 

 レースは澄み切った青空の下、午前10時にスタート。大島は1区・伊集院若菜(鳳凰高3年、名瀬中出身)、2区・友生有紀(郡山給食センター、龍南中出身)、3区・要田光春(赤徳中1年)、4区・豊紅茉(奄美高3年)、5区・上原千怜(薩川小教諭)、6区・吉田風花(奄美高2年)が出走した。

 

 1区伊集院が区間10位でたすきをつなぎ、2区の友生が区間7位の力走で順位を一つ上げた。3区以降も9位を維持。最終6区では吉田が熊毛地区に迫ったが、一歩及ばず9位でゴールテープを切った。

 

 大島の備秀朗監督(59)は「厳しい戦いだった。目標のBクラス死守は果たせなかったが、選手の粘り強い走りを通して島に元気を与えることができたと思う。来年はBクラスに返り咲けるよう、選手たちと練習に取り組みたい」と話した。

 

 新型コロナウイルス感染予防のため、主催者は沿道での観戦を控えるよう呼び掛け、例年と比べて静かな大会となった。各中継所では各地区の応援団らが拍手を送り、選手たちを励ました。