大迫選手らに熱い声援 W杯PV、沖永良部でも

2018年06月21日

スポーツ

大迫選手のゴールに総立ちで喜ぶ沖永良部サッカー協会の会員ら=19日、和泊町

大迫選手のゴールに総立ちで喜ぶ沖永良部サッカー協会の会員ら=19日、和泊町

  サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本の初戦が行われた19日夜、沖永良部サッカー協会は和泊町内の飲食店でパブリックビューイング(PV)を開いた。約20人が参加。昨年島の子どもたちにサッカーを指導した大迫勇也選手(28)への感謝の気持ちを込めて熱い声援を送り、大迫選手がもたらした日本の勝利に酔いしれた。

 

 大迫選手は南さつま市出身。鹿児島育英館中学校時代の恩師で同校サッカー部監督の山平義幸さんが沖永良部島出身という縁で昨年6月、山平監督と共に来島、サッカーを通じて子どもたちと触れ合った。

 

 PVは「島の子どもたちに夢を与えてくれた大迫選手をみんなで応援しよう」と企画した。

 この日は強豪コロンビアと対戦。参加者は「決めろ!大迫勇也選手」の横断幕を背に試合をテレビ観戦し、大迫選手にボールが送られるたびに歓声を上げた。1―1で迎えた後半、コーナーキックから大迫選手がヘディングで決勝点を奪うと、会場のボルテージは最高潮に達した。

 

 同協会の下田浩治会長(42)は「コロンビアに勝つのは難しいかなと思っていたが、大迫選手が決勝ゴールを決めて日本を勝利に導いた。これ以上ない最高の結果」と笑顔で語り、次戦の活躍にも期待を寄せた。