天城町でかごしま国体実行委常任委

2018年10月19日

スポーツ

「燃ゆるかごしま国体」のトライアスロン競技実施に向けた天城町実行委員会常任委員会=18日、天城町役場

「燃ゆるかごしま国体」のトライアスロン競技実施に向けた天城町実行委員会常任委員会=18日、天城町役場

 2020年に鹿児島県で開催される第75回国民体育大会(愛称「燃ゆる感動かごしま国体」)のトライアスロン競技天城町実行委員会(会長・大久幸助町長)の常任委員会が18日、同町役場であった。国体開催推進総合計画など基本計画関連の議案11件を可決した。本番に向け関係機関と連携を図りながら、町民総参加で大会を盛り上げる体制づくりを進める。

 

 会合には町内を中心とした関係機関団体の代表ら約20人が出席。大久会長は「大会本番には選手、監督、応援者を含め約1千人の来島が見込まれる。きちんとした準備を進めたい」とあいさつした。

 

 基本計画によると、大会運営のサポートやボランティア、郷土料理の提供、町内全域の美化活動など、町民一人ひとりが参加する手作りの大会を目指す。

 

 競技施設は既存施設を有効活用する。大会参加者などの傷病対策として、競技会場内に救護所を設置し、医療救護体制を整える。来年11月17日に実施予定のリハーサル大会は、可能な限り国体と同条件で行うとした。

 

 今後は▽総務・企画▽競技・式典▽宿泊・衛生▽輸送・交通―の4専門委員会で、徳之島トライアスロンの実績も生かして準備を進めていく。

 

 かごしま国体は20年10月3~13日、「熱い鼓動 風は南から」をスローガンに県内各地で展開される。トライアスロン競技は10月4日、天城町松原漁港を発着点とした特設コースでスイム1・5キロ、バイク42・5キロ、ラン10・7キロを行う。

 

 かごしま国体は奄美群島では天城町のほか、奄美市で相撲競技、知名町でパワーリフティング(公開競技)が行われる。