女子バンタム級王者 吉田選手、沖永良部島に凱旋「初防衛」島での約束を果たす

2018年05月08日

スポーツ

初防衛を果たし、愛娘の実衣菜ちゃん(3)と共に沖永良部島に凱旋した吉田選手=7日、知名町屋者

初防衛を果たし、愛娘の実衣菜ちゃん(3)と共に沖永良部島に凱旋した吉田選手=7日、知名町屋者

 3月に初防衛を果たしたボクシング日本女子バンタム級王者の吉田実代選手(30)=EBISU K,s BOX=が7日、沖永良部島に凱旋(がいせん)し、地元のファンや関係者に初防衛を報告した。

 

 吉田選手は総合格闘技やキックボクシングを経て2014年、ボクシングに転向。昨年10月に女子バンタム級の初代王者に就き、後楽園ホールで初の防衛戦に臨んだ。

 

 沖永良部島2世。父方の実家が知名町で島にはたびたび訪れており、地元のファンも多い。今年1月におきのえらぶ島観光協会から観光親善大使の委嘱を受けた際、「もっと知名度を上げ、沖永良部島のPRに役立てるよう頑張る」と初防衛を誓っていた。

 

 その約束を果たしての凱旋。知名町屋者の観光協会事務局を訪れた吉田選手は「試合前に寄せ書きを送ってもらうなど島で応援してくれる皆さんからたくさん力をもらった。初防衛し、いい形でお礼に来られたことをうれしく思う」と笑顔。

 

 最近はメディアに取り上げられる機会も増え、沖永良部島のPRにも貢献している。

 

 今後の目標について吉田選手は「7月に東洋太平洋のタイトルマッチがある。9月は鹿児島アリーナで凱旋試合も行う。そこで結果を出して世界(戦)まで突っ走りたい」と力強く語った。

 

 7日夜には知名町小米字有志による吉田選手の祝賀会もあった。(沖永良部総局)