峯田(瀬戸内町出身)、無念のTKO 傷広がり、ドクターストップ プロボクシング

2020年10月06日

スポーツ

負傷しながらもパンチを繰り出す峯田選手=2日、東京・後楽園ホール

負傷しながらもパンチを繰り出す峯田選手=2日、東京・後楽園ホール

 プロボクシングの第594回ダイナミックグローブが2日、東京・後楽園ホールであった。瀬戸内町出身の峯田光選手(24)=帝拳=はフェザー級(55・34~57・15キロ)8回戦に出場し、試合を優位に進めながら負傷によるドクターストップで無念のTKO負けとなった。

 

 峯田選手は171㌢、65キロ。テレビ中継を見てボクシングに興味を持ち、古仁屋高3年の時に自己流で練習を始めた。高校卒業後、役場職員を経て、2016年4月に帝拳ジムに入り、17年5月にプロテストに一発合格。18年11月、東日本新人王座決定戦のフェザー級で優勝した。

 

 今回、日本スーパーバンダム級(53・52~55・34キロ)21位の津川龍也(20)と対戦。峯田選手は4回、右フックでダウンを奪った。しかし、このとき、左目のまぶたを裂傷。5回も右フックを決めてポイントでも2―0と優勢だったが、6回に傷が広がり、ドクターストップでTKO負けとなった。

 

 試合後、峯田選手は「相手に立ち向かうことだけを考え、ラウンドを重ねていく度に調子が上がっていった。敗れたが、悔いはない。試合ができたことに感謝したい」と振り返り、「今は体をしっかり休めて、次戦に向けて準備を整えたい」と語った。