崎山さん剣道6段取得 奄美市剣道連盟

2018年12月21日

スポーツ

剣道6段を取得した崎山さん=12日、奄美市名瀬

剣道6段を取得した崎山さん=12日、奄美市名瀬

 天城町出身で奄美市立笠利中学校校長の崎山至さん(58)=奄美市剣道連盟=が11月25日、剣道6段に昇段した。崎山さんは「仲間からの刺激と自分自身が気力を維持できた結果」と喜び、「6年後に受審資格を得る7段を目指す」とさらなる精進へ意欲を見せた。

 

 崎山さんは今回、東京であった審査会に参加した。受審者数は1728人で合格者は327人。合格率18・9%という狭き門を7回目の挑戦で突破した。

 

 崎山さんは小学6年で剣道を始めた。中学生で初段を取得したが高校で空手道に転向。空手道5段で国体出場5回。コロンビアのボゴタ日本人学校赴任時の2001年、コロンビアで開催された空手道の国際大会シニアの部の形と組手で優勝した経験もある。柔道は2段。

 

 体育教員の崎山さんは初任の和田小学校(鹿児島市)などで剣道指導に携わりながら3段を取得。40歳を過ぎて本格的に剣道を再開。43歳で4段、48歳で5段を取得した。53歳で6段に初挑戦し、5年かけて昇段した。

 

 崎山さんは「今年は週3回のペースで名瀬での通い稽古に励んだ。奄美や徳之島、鹿児島本土の連盟関係者のお力添えに感謝し、剣道の普及にも尽力したい」とも語った。