推進力生む泳法学ぶ 五輪選手が水泳教室 伊仙町

2019年06月28日

スポーツ

子どもたちへ水中での手の使い方を指導する伊藤さん(左)=26日、伊仙町伊仙

子どもたちへ水中での手の使い方を指導する伊藤さん(左)=26日、伊仙町伊仙

  【徳之島総局】1996年アトランタ五輪に出場した伊藤俊介さん(43)ら3人が講師を務めた水泳教室が26日、伊仙町ほーらい館であった。島内のスポーツ少年団などから小中学生約30人が参加。児童生徒はキックや手の使い方などを元五輪選手から直接学び、夢を膨らませた。

 

 伊藤さんは100メートル自由形の元日本記録、アジア記録保持者で、アトランタ五輪では400メートルメドレーリレー5位、日本選手権で計7回優勝している。水泳教室は元樟南第二高校教諭で、日本のトップアスリートらと交流のある服部俊司さん(38)の紹介で実現した。

 

 伊藤さんらは模範演技を見せた後、児童らのバタ足やクロールのキックなどを確認し、水中で推進力を生む手の使い方などを補助しながら指導。参加者へ「夢や目標に向かってどれだけ努力できるかが成功につながる」とエールを送った。

 

 亀徳小4年の上野斗愛(とあ)君(9)は「フォームを教えてもらい勉強になった。7、8月には大会があるので、教えてもらったことを生かしたい」と話した。