新たなに異世代間交流も  NPOイーラブ総会

2019年05月14日

スポーツ

本年度の事業計画などを決めたNPO法人イーラブの総会=12日、知名町のエラブココ

本年度の事業計画などを決めたNPO法人イーラブの総会=12日、知名町のエラブココ

 【沖永良部総局】NPO法人「沖永良部スポーツクラブ・ELOVE(イーラブ)」(前田純也理事長)の2019年度総会が12日、知名町のエラブココであった。18年度会計決算や19年度の事業計画を承認。本年度も各種スポーツイベントや教室、指導者研修への参加など、さまざまなスポーツの普及・啓発事業に取り組む。

 

 同団体は▽指導者が不足したり、育ちにくい▽十分な設備が整っていない▽少子化で選手が足りずチームがつくれない―など、子どもたちのスポーツ環境を取り巻く離島特有の課題解決を目指し、島内の指導者ら有志で17年8月に発足。沖永良部島のより良いスポーツ環境づくりに向けて取り組んでいる。

 

 本年度もスポーツフェスティバル(20年1月予定)をはじめ、フットサル大会やバスケットボールの3バイ3大会などのイベントを計画。幼児や高齢者、障がい者ら多くの人がスポーツに親しめるよう教室開催や交流事業も幅広く展開する。

 

 新たな事業として、グラウンド・ゴルフやミニバレーを通した異世代間スポーツ交流、島内サイクリング交流、子どもやその保護者を対象とした食に関する講習会も計画している。

 

 前田理事長はコミュニティースポーツクラブの設立や島内スポーツ施設の指定管理、旧保育所施設の活用も視野に、「今後さらなる事業の展開を図っていきたい」と語った。