春を満喫、喜界路を快走 東経130度マラソン

2019年04月23日

スポーツ

喜界島マラソンでスタートするランナー=21日、町総合グラウンド

喜界島マラソンでスタートするランナー=21日、町総合グラウンド

 第5回東経130度喜界島マラソン(実行委員会主催)が21日、喜界町であった。島内外から過去最多の160人が参加。景色を楽しみながら春の喜界路で爽やかな汗を流した。

 

 大会は、喜界島の魅力発信と交流人口拡大などを目的に2015年に始まった。種目は、町総合グラウンドを出発して島を北回りに周回し、休養村管理センターにゴールするフルマラソンのみ。

 

 スタートの午前8時ごろにぱらついた小雨もやみ、参加者はスギラビーチ前や「サトウキビ一本道」など観光名所も通りながら思い思いのペースで走った。テレビアニメのキャラクターに身を包んだ出場者もいた。

 

 沿道ではチヂン(太鼓)をたたいたり、給水ポイントで郷土菓子を提供したりして町民が運営を支え、島を挙げて大会を盛り上げた。

 

 地元からの参加は約47人。志戸桶在住の東野啓恵さん(42)は「走るのが好きで、喜界島マラソンは2回目の出場。途中ヒザが痛くなったが、住民の応援に励まされ完走できた。景色が楽しめるし、人との交流が生まれるのが魅力」と話した。

 

 男子は小山侑紀さん(霧島市)が2時間36分31秒、女子は瓦谷夏美さん(兵庫県)が3時間29分35秒のタイムでそれぞれ優勝した。