沖永良部で新年初の野球塾

2018年01月07日

スポーツ

新年の初練習を行った宮山さん(左奥)の野球塾(右が奥間さん)=6日、沖永良部高校グラウンド

新年の初練習を行った宮山さん(左奥)の野球塾(右が奥間さん)=6日、沖永良部高校グラウンド

 沖永良部島の中学3年生を対象とした野球塾が6日、沖永良部高校グラウンドであった。高校でも野球を続ける生徒を対象に、高校野球の指導経験を持つ和泊町喜美留の宮山忠さん(62)が昨年7月から開いている。この日は新年の初練習。沖永良部高OBで現在福岡工業大学で投手として活躍する奥間卓斗さん(19)も参加し、古里の後輩に投球動作などを指導した。

 宮山さんは南京都高野球部の元監督。同校OBで元ソフトバンクホークス投手の斉藤和巳さんらを指導した経歴がある。定年退職後に沖永良部島に戻った。

 野球塾は、6月に部活動を引退する中学3年生に高校入学まで野球技術を保ち、中学生同士の絆を深めてもらおうとの目的。土曜か日曜に週1回開き、島内4中学校の11人が沖高グラウンドで約3時間汗を流してきた。

 この日はランニングやキャッチボール、筋力トレーニング、素振り、守備練習など基本練習を行った。投手陣は、1年生ながら昨年の福岡六大学野球秋季リーグ戦で先発投手として活躍した奥間さんからスライダーの握り方や投球動作を学んだ。

 田皆中3年の山田高道君(15)は「島の中学生が集まって一緒に練習するので仲良くなれるし、刺激になる。レベルの高い環境で活躍する奥間さんからも投球を学べてよかった。いいお手本」と話した。