練習重ね道具も大事に 日ハム鶴岡選手が指導 徳之島町

2020年01月14日

スポーツ

野球教室で打撃フォームを披露する鶴岡選手(中央)=12日、徳之島町徳和瀬

野球教室で打撃フォームを披露する鶴岡選手(中央)=12日、徳之島町徳和瀬

 【徳之島総局】徳之島で自主トレを行っているプロ野球の北海道日本ハムファイターズの鶴岡慎也選手(38)による野球教室が12日、徳之島町健康の森総合運動公園屋内練習場であった。町内の少年野球3チームから約50人が参加し、守備や打撃の基礎を学んだ。

 鶴岡選手は9日に徳之島入り。2009年からほぼ毎年、同島で自主トレを行っており、野球教室は町側の提案を鶴岡選手が快諾して実現した。

 教室では野球の基本となるキャッチボールや守備、打撃などを中心に指導。送球を安定させる足の出し方や腰を落として打球に入る守備姿勢、上半身の力みを防ぐスイングなど細かな部分をアドバイスした。

 鶴岡選手は「野球はすぐに上手くなることはなく、毎日の積み重ねが重要。プロ野球選手は道具を大事にする。大事な場面で運を引き寄せるため、道具を大切に使ってほしい」と強調した。

 亀津野球スポーツ少年団主将の幸田帆高君(11)は「基本動作の大切さを再確認した。学んだことを次の大会で生かして優勝したい。将来はプロ野球選手になりたいので、鶴岡選手にはこれからも徳之島に来て教えてほしい」と話した。