里選手、西武ライオンズLに入団

2020年03月07日

スポーツ

埼玉西武ライオンズ・レディースに入団した里投手(提供写真)

埼玉西武ライオンズ・レディースに入団した里投手(提供写真)

 プロ野球の埼玉西武ライオンズ(埼玉県所沢市)はこのほど、4月1日から活動を開始する女子硬式野球チーム「埼玉西武ライオンズ・レディース」の加入選手20人を発表した。ワールドカップなどで活躍した奄美市名瀬出身の里綾実投手もメンバー入りした。背番号は「18」。里投手は「多くの方のおかげでまたプレーできる。最大目標である女子野球W杯(9月、メキシコ)出場と4大会連続のMVP(最優秀選手賞)獲得を目指したい」と意欲を見せた。

 

 里投手は奄美市名瀬の金久中学校を卒業後、神村学園、尚美学園大(埼玉県)、福知山成美高(京都府)でのコーチを経て2013年にプロ入り。2年に1度開催されるW杯では5大会連続で日本代表に選出され、14、16、18年の3大会でMVPに選ばれるなど国内外で活躍。昨年11月に日本女子プロ野球の所属チームを退団した後も、20年のW杯出場に向けてトレーニングを続けてきた。

 

 埼玉西武ライオンズ・レディース入りが決まった里投手は「奄美の方からも多くの応援をもらった。私のプレーを通して少しでも恩返しができれば」と話した。同チームは先に加入した選手2人を含む22人で今シーズンを戦う。選手たちにはライオンズと同様のユニフォーム、キャップなどが提供される。主な練習拠点は尚美学園大学(埼玉県)。