三京林道、施錠後初の観察会 天城町

三京林道の門扉施錠後、住民を対象に初めて開かれた自然観察会=21日、天城町三京

三京林道の門扉施錠後、住民を対象に初めて開かれた自然観察会=21日、天城町三京

 天城町歴史文化産業科学資料センター「ユイの館」は21日、同町三京林道で自然観察会を開いた。島内から参加した20人は同林道に生息する希少野生動植物などを観察し、身近に残る徳之島の自然の素晴らしさを体感した。

 

 同林道は4月から、林野庁と天城町、徳之島エコツアーガイド連絡協議会の3者協定締結に伴う入林規制が始まった。林道入り口に設置していた門扉を6月1日に施錠して以降、島民を対象にした観察会は初めて。

 

 観察会は同町自然保護専門員の岡崎幹人さんが講師を担当。参加者らは林道入り口から約1・2㌔の地点まで散策し、アマミハナサキガエルやアマミルリモントンボ、オキナワウラジロガシなど林道内に生息する希少動植物の生態について学んだ。

 

 昨年40年ぶりに徳之島へUターンしたという島重利さん(67)は「島を離れる前には訪れたことがなく、さまざまな生き物のことを学べて良かった。自然保護の観点からゲートは必要だが、気軽に訪れることができるよう規制緩和も検討してほしい」と話した。