徳之島の自然、触れて学習  世界遺産向け「あまぎ学」

「あまぎ学」のフィールドワークで徳之島の自然に理解を深めた児童ら=13日、天城町当部

「あまぎ学」のフィールドワークで徳之島の自然に理解を深めた児童ら=13日、天城町当部

  天城町の天城小学校と兼久小学校の5年生計25人は13日、同町で町世界自然遺産学習「あまぎ学」のフィールドワークを行った。野生化した猫「ノネコ」の対策やアマミノクロウサギの生態などを学び、遺産登録を目指す徳之島の自然環境に理解を深めた。

 

 あまぎ学は、世界自然遺産や自然環境などに関するプログラムを学習し、徳之島や天城町の価値について理解を深め、郷土への誇りを育むことを目的に本年度から実施。町内の小学5年生と中学2年生を対象に、総合的な学習を活用して年間10時間授業を行う。

 

 フィールドワークの講師は町自然保護専門員の岡崎幹人さんが務めた。子どもたちはノネコの収容施設「ニャンダーランド」で、捕獲したノネコを順化し、譲渡する対策の説明を受けた。南部ダム周辺では、クロウサギのふんやオビトカゲモドキの死骸などを発見し、希少動物の生態について学んだ。

 

 兼久小5年の中磯花音さん(10)は「徳之島には世界でここでしか見ることのできない生き物や植物が多く生息する。ごみ拾いなど自分たちにできる保護活動をして、希少な自然環境を守りたい」と話した。

 

 あまぎ学は今後、環境省や自然担当の町職員、自然保護活動従事者を講師に、各学校単位で授業を行い、学習発表会などで学習成果を披露する計画。