自然保全管理室、早期設置を=徳之島の9団体が3町長へ要望

高岡町長へ要望書を提出する徳之島町議会の池山議長と島内の賛同関係団体代表ら=1日、徳之島町役場

高岡町長へ要望書を提出する徳之島町議会の池山議長と島内の賛同関係団体代表ら=1日、徳之島町役場

 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録可否決定を約2カ月後に控える中、徳之島3町議会や観光、建設、自然保護など島内9団体は1日、3町長へ「世界自然遺産保全管理室(仮称)」の早期設置を求める要望書を提出した。

 

 要望書は、4月24日に天城町役場で開かれた自然保護団体と3町長の意見交換会を傍聴した地域住民から「自然環境の保全管理に関する行政窓口の一元化」の必要性を指摘する声が相次いだのを受け、徳之島建設業協会が呼び掛け、賛同団体で取りまとめた。

 

 要望書では、保全管理室の役割として①国、県と連携協力して遺産地域管理計画などに記載された取り組みを推進する②徳之島の自然環境が世界自然遺産にふさわしいものになるよう、自然環境の保全管理の取り組みを推進する③世界自然遺産を活用した豊かな地域づくりを主導する―などと位置付けた。

 

 9団体の代表が3町役場を訪れ、要望書を提出した。徳之島町役場には7団体の代表が訪れ、池山富良徳之島議会議長が高岡秀規町長に要望書を手渡した。

 

 要望に対し、高岡町長は「民間から自然保護に対する声が上がるのは素晴らしいこと。保全管理や利活用に関する窓口を一つにできるよう3町で協議していく」と応えた。