伊仙町突風「竜巻の可能性高い」

2015年05月14日

自然・気象

突風による被害を調査した気象庁機動調査班=13日、伊仙町検福

突風による被害を調査した気象庁機動調査班=13日、伊仙町検福

 台風6号の接近に伴い伊仙町で12日朝に発生した突風について、気象庁機動調査班が13日、同町検福、面縄の両地区で現地調査を行った。両地区付近を活発な積乱雲が通過中だったことや、倒木などの被害が帯状であることなどから「竜巻の可能性が高い」と発表し、風の強さを6段階で示す「藤田スケール」で下から2番目のF1と推定した。(徳之島総局)

伊仙町などによると、突風は12日午前7時半ごろ発生し、検福、面縄両地区の住家で屋根が飛ばされたり、窓ガラスが割れるなど全壊3棟、一部損壊13棟の被害があり、男女5人が軽傷を負った。被害は両地区付近の南北約3㌔、幅50㍍の範囲に集中している。