台風18号/4、5日に奄美に接近

2014年10月03日

自然・気象

 1版_1003_103446.13582.25CHTR大型で非常に強い台風18号は2日夕、フィリピンの東海上を時速20㌔で北西へ進んだ。台風は3日以降、非常に強い勢力を維持したまま北寄りに進む見込み。台風は4日から5日にかけて奄美地方に接近し、奄美地方の海上は大しけとなる恐れがある。高波や台風の動きに警戒が必要だ。

 名瀬測候所によると、台風は2日午後6時現在、中心気圧は935。中心付近の最大風速は50㍍、最大瞬間風速は70㍍。中心から半径170㌔以内は風速25㍍以上の暴風が吹き、中心から北側700㌔以内と南側500㌔以内は風速15㍍以上の強風域に入っている。
 台風はこのまま予報円の中心を進むと、4日から5日にかけて奄美や沖縄地方の東海上を北上するとみられる。海面水温の高い海域を通るため、4日午後、南大東島近海で中心気圧は925に達する見込み。
 奄美地方の海上はうねりを伴う波の高さが3日は5㍍となり、4日には8㍍に達して大しけとなる見込み。同測候所は最新の気象情報に注意するよう呼び掛けている。