奄美地方、梅雨入り 全国最初、沖縄より早く

2019年05月15日

自然・気象

梅雨を告げるゲットウの花=14日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

梅雨を告げるゲットウの花=14日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

 鹿児島地方気象台は14日、奄美地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より3日遅く、昨年より13日早い。昨年に続いて沖縄よりも早く全国で最初の梅雨入りとなった。奄美地方は今後1週間、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多い見込み。

 

 奄美地方では同日、前線の接近に伴って朝から大気の状態が非常に不安定になり、奄美市名瀬、同市笠利町で1時間に20ミリ以上の激しい雨が降った。

 

 奄美市名瀬の大浜海浜公園にあるタラソ奄美の竜宮の玄関前では、梅雨の訪れを告げるゲットウが咲き、利用者の目を楽しませていた。スタッフの盛岡利江さん(38)は「今年は房も大きく、いつもよりたくさん咲いていますね」と笑顔で話した。

 

 奄美地方の梅雨明けは平年が6月29日、昨年が6月26日。昨年の梅雨期(5月27日~6月25日)の雨量は名瀬570ミリ、沖永良部455・5ミリだった。