奄美地方、梅雨入り/名瀬は今年初の真夏日に

2018年05月08日

自然・気象

梅雨入り宣言されながら、晴れ間ものぞいた奄美地方=7日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

梅雨入り宣言されながら、晴れ間ものぞいた奄美地方=7日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

 鹿児島地方気象台は7日、奄美地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より4日、昨年より6日早い。全国で最初の梅雨入り宣言で、奄美地方が沖縄より早く梅雨入りしたのは2015年以来。

 

 奄美地方は7日、南から暖かく湿った風が流れ込んだものの、各地で晴れ間がのぞいた。奄美市名瀬は最高気温が31・0度に達して今年初めての真夏日。大浜海浜公園では夕日の撮影を楽しんだり、夕涼みに繰り出す行楽客の姿も見られた。

 

 名瀬測候所によると、7日、東シナ海に低気圧があって東西に前線が延びたため、奄美地方は場所によって曇ったり、雨が降ったりした。向こう一週間は前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多いという。

 

 奄美地方の梅雨明け宣言は平年、昨年ともに6月29日。昨年の梅雨期(5月13日~6月29日)の雨量は名瀬413・5㍉(平年比72・6%)、沖永良部377・0㍉(同96・9%)だった。