約80㌫のサンゴが死滅/徳之島町山の畦海岸

2017年06月03日

自然・気象

大規模な白化が確認された樹枝状のミドリイシ属の群体。礁池内の8割が死滅した=2016年4月、徳之島町の畦海岸(池村茂さん撮影)と2017年度の事業計画などを承認した奄美群島サンゴ礁保全対策協議会の総会=1日、奄美市役所

大規模な白化が確認された樹枝状のミドリイシ属の群体。礁池内の8割が死滅した=2016年4月、徳之島町の畦海岸(池村茂さん撮影)と2017年度の事業計画などを承認した奄美群島サンゴ礁保全対策協議会の総会=1日、奄美市役所

 奄美群島サンゴ礁保全対策協議会(会長・島袋修奄美市環境対策課長)の総会が1日夕、奄美市役所会議室であった。群島内各市町村の担当者ら約20人が出席し、2017年度の事業計画などを承認した。16年4月に徳之島町山の畦海岸で発生した大規模な白化現象の調査で、礁池内の約80%のサンゴ群体が白化によって死滅したと報告があった。報告によると、白化の原因は分かっておらず、「急激な環境変化が長期間継続したことも考えられる」としている。