自然遺産登録、16年夏は困難か
2014年09月09日
自然・気象
環境省と林野庁、鹿児島、沖縄両県合同の奄美・琉球世界自然遺産候補地科学委員会(委員長・土屋誠琉球大
学名誉教授)の会合が8日、奄美市内であり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦書提出などの手続き
がずれこむため、2016年夏の遺産登録実現は難しく、17年以降になる可能性が高いことが分かった。環境
省は「適正に準備を進め、できるだけ早く登録実現を目指したい」としている。
16年夏の世界自然遺産登録実現を目指すなら、遺産候補地の管理計画の作成、地元関係者との合意形成、保護
担保措置の確立など国内の作業と併行してユネスコへの14年9月中の推薦書暫定版、15年2月1日までの推
薦書提出を経て、ユネスコ諮問機関・国際自然保護連合(IUCN)の15年夏の現地調査と評価を受けなけれ
ばならない。