クロウサギの輪禍多発 同一路線で、5月に3件 徳之島町

 【徳之島総局】徳之島で国の特別天然記念物アマミノクロウサギの輪禍が多発している。環境省徳之島管理官事務所によると、今年に入って5月31日時点で7件を確認。特に5月は同路線上約100メートルの範囲で立て続けに3件の輪禍が確認されており、同事務所は運転の際に注意するよう呼び掛けている。

 

 同事務所によると、5月の5、15、25の各日に死骸を確認。いずれも徳之島町母間の第二麦田橋近くで見つかった。現場や死骸の状況から、いずれも交通事故が原因とみられる。25日に発見された死骸はロードキル防止のために注意看板を設置した後に事故が発生している。

5月5日に見つかったアマミクロウサギの死骸=徳之島町母間(環境省徳之島管理官事務所提供)

 現場近くではこれまで

死骸が発見されていないことから、川沿いにアマミノクロウサギの生息域が拡大しているとみられる。同事務所は「アマミノクロウサギがいつ、どこで出没してもおかしくない。夜間の運転は細心の注意を払い、すぐ停車できる速度での運転を心掛けてほしい」と協力を呼び掛けている。

 

 徳之島でのアマミノクロウサギのロードキルは2016年以降、増加傾向が続いており、18年には08年以降で最多となる19件を確認。19、20年も16件の輪禍被害が確認されている。