トゲネズミの保全活動学ぶ 奄美市立博物館が親子自然体験会

雨の中、ドングリを夢中で拾う参加者ら=6日、奄美市名瀬

    奄美市立博物館が主催する親子自然体験会「飼育されているアマミトゲネズミへドングリを届けよう!」が6日、同市名瀬の奄美少年自然の家であり、親子連れ19人が参加した。参加者らはアマミトゲネズミの保全活動について学び、餌となるドングリを採集した。

 

 アマミトゲネズミは奄美大島のみに生息する固有種。国の天然記念物にも指定されており、島内での保全活動の他、本土の動物園などで飼育して個体を増やす「生息域外保全」の取り組みも行われている。

 

 体験会で参加者らはアマミトゲネズミが好む「オキナワジイ」の実を採集。同博物館の学芸員・平城達也さん(30)が講師を務め、ドングリの種類やアマミトゲネズミの生態などについても説明した。

 

 採集したドングリは実が詰まったものだけに選別。合計465グラムのドングリはアマミトゲネズミを飼育している埼玉県の動物園に贈る予定。平城さんは「アマミトゲネズミが島外でも保全されていることを多くの人に知ってもらえれば」と話した。

 

 体験会に参加した惠悠真ちゃん(3)は「(ドングリを)20個くらい拾った」と満足した様子。母の恵美さん(38)は「興味津々で一生懸命ドングリを探していてうれしかった」と話した。