世界遺産のシマを投影 登録祝い、奄美市庁舎に

奄美市の本庁舎に浮かぶプロジェクションマッピング=23日午後7時すぎ、奄美市名瀬

 奄美・沖縄の世界自然遺産登録を記念した祝賀イベント「今夜、シマに生まれたことを誇りに思う。」が23日、奄美市役所市民広場であった。庁舎正面設置の巨大スクリーンを使ったプロジェクションマッピングでは、多様な自然や文化が音楽とともに投影され、観客を沸かせた。

 

 奄美大島5市町村と世界自然遺産推進共同体でつくる実行委員会が主催した。朝山毅奄美市長は「奄美、沖縄の4地域が世界の宝になった。喜びを分かち合いながら、ゆっくり楽しんでほしい」とあいさつした。

 

 高さ9メートル、横34メートルの白色スクリーンには、緑豊かな金作原やデイゴ並木、秋名アラセツ行事などの動画が映し出され、村松健さんのピアノ演奏、歌手の元ちとせさんの新曲が花を添えた。奄美ゆかりのアーティストらがライブで会場を盛り上げ、最後は六調の輪が舞台に広がった。

 

 公募した一般市民ら約400人は庁舎向かいの名瀬小校庭から観覧した。一時雨に見舞われることもあったが、コロナ禍をしばし忘れさせてくれるような美しい映像、華やかなパフォーマンスに拍手やハト(指笛)が鳴り響いた。

 

 家族と訪れた同市名瀬の城音羽さん(14)は「映像を見て改めて島の良さを知ることができた。この宝を受け継いでいきたい」と話した。