伊津部小児童がウミガメ放流 大浜海浜公園

ウミガメの放流を見守る伊津部小の児童ら=20日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬の伊津部小学校(山田吉夫校長、児童202人)の1、2年生51人は20日、遠足で訪れた同市名瀬の大浜海浜公園でウミガメを放流した。同公園内の奄美海洋展示館で飼育していた5歳のアオウミガメ1匹を海にかえした児童らは「頑張れ!」と声を掛けながら旅立ちを見守った。

 

 同館ではウミガメの放流を毎年2~4回行っている。通常は一般向けに公開するが、今回は新型コロナウイルス感染防止のため、遠足と放流時期が重なった同校の児童のみを対象に実施した。

 

 この日放流したアオウミガメの甲羅の長さは50㌢ほど。40㌢を超えた個体は沖に出ても生き残りやすくなる。性別は判明していないが、雌なら25年ほどで産卵のために大浜海岸に戻ってくるという。

 

 児童らはアオウミガメの甲羅に触れ「めっちゃつるつるしてる」と大興奮。飼育員の説明にも熱心に耳を傾け、個体識別のため甲羅に印が付けてあることなどを学んだ。海に向かって砂浜をゆっくり進むアオウミガメを児童らは大きな拍手と声援で見送った。

 

 1年生の治山萌愛さん(7)は「ウミガメは陸では遅かったけど、水の中では速かった。海の中でもっと大きくなってほしい」と笑顔を見せた。同館飼育員の高村洸介さん(24)は「ウミガメが戻ってこれるよう、子どもたちには海を大事にしてほしい」と話した。