奄美初確認のウニ 倉本さん兄弟が発見 直径10センチ、とげの長さ20センチ 宇検村

宇検村で見つかった奄美群島初確認のウニ(提供写真)

奄美群島で初確認となるウニが昨年12月、宇検村の海岸で見つかった。現在は奄美市名瀬の奄美海洋展示館で飼育されているが、殻が平たく色も薄茶色など見た目も変わっており、話題となっている。

 

ウニは直径約10センチ、とげの長さ約20センチ。宇検村名柄の倉本富夫さん(43)、喜夫さん(41)兄弟が、同集落の海岸で昨年12月12日に発見した。

 

地元住民も誰一人見たことがなかったウニに興味を持った倉本富夫さんが奄美海洋展示館に連絡。奄美群島ではまだ確認されていない種類だということが分かった。

 

同館飼育員の高村洸介さん(24)によると、初確認されたウニは奄美群島近海でよく見られるアオスジガンガゼと比べ▽殻が平たい▽色が薄い(薄茶色)▽動きが速い▽水槽の壁に張り付かない│などの点が異なるという。

 

最も近い種類は熱帯太平洋地域の水深45メートル以下に生息するChaetodiadema granulatum(学名)。間歩帯(かんほたい)と呼ばれる部分の青い点が特徴で和名はまだない。

 

同館は来月、詳しい判定のため標本にしたウニを専門家に送る予定。高村さんは「今回のように奄美の自然から思わぬ発見があるかもしれない。気になることがあればどんどん連絡してほしい」と呼び掛けた。

 

倉本富夫さんは「珍しいと地元で盛り上がった。これをきっかけに集落の子どもたちにも海に興味を持ってもらえれば」と話していた。