水路の特定外来生物を駆除 住用町で、ボタンウキクサ

特定外来生物ボタンウキクサを駆除する住民ら(提供写真)

 特定外来生物ボタンウキクサの駆除作業が1日、奄美市住用町市地区であった。市小中学校の児童生徒と地域住民、住用支所の職員ら34人が水路に広がるボタンウキクサを引き抜き、約1時間で45リットルのごみ袋30袋分を駆除。世界自然遺産に登録された奄美大島で、地元の生態系保全に一役買った。

 

 ボタンウキクサはアフリカ原産の水草。「ウオーターレタス」の名称で、観賞用として広く流通した。繁殖力が強く、水面を覆い尽くして在来種を駆逐するため、環境省が2006年に特定外来生物に指定した。栽培や運搬、販売のほか、野外に放つことを禁じ、違反者には罰則を科している。

 

 駆除作業はNPO法人すみようヤムラランド(満田英和理事長)の呼び掛けで実施した。環境省奄美野生生物保護センターも協力し、参加者へ特徴や駆除方法などを説明した。

ボタンウキクサ

 

 満田理事長によると、市地区にはこの日の作業場所の他にも1カ所でボタンウキクサが確認されている。満田理事長は「地元住民で見回りと駆除を継続し、子どもたちへの教育も含めて世界自然遺産にふさわしい地域にしていきたい」と話した。