ライトアップで映える 幻想的なサガリバナ 奄美市名瀬
2020年08月13日
奄美市名瀬の旧水道課施設前にあるサガリバナ並木が、2日からライトアップされている。淡い光に照らされた紅色の花が甘い香りと幻想的な雰囲気を漂わせ、行き交う人々を楽しませている。
旧水道課施設跡地には、旧名瀬公民館の代替施設となる市民交流センターを建設中。ライトアップは工事を請け負う東急建設、前田建設、丸三建設工業JVの有志が「夜間に咲く花がより見やすくなるように」と企画した。ライトは9基設置。ソーラーパネルで日中蓄電し、辺りが暗くなると自動で点灯する。
サガリバナ並木は2013年に市民有志によって植えられたもので、夏秋の風物詩として親しまれてきた。住民から保存要望があり、新たに整備される市民交流センターに水盤を設け、そのまま活用することになっている。
現在ライトアップされているのは38株。工事の過程で移植した4株は、枯れることなく名瀬公民館伊津部分館で一足先に見ごろを迎えた。
市教育委員会生涯学習課は「花が映える、と市民からも喜ぶ声が寄せられている」と話し、設置者へ感謝していた。
ライトアップは開花の時期がすぎるまで行う予定。