自然遺産登録へマスク配布 県旅客船協会

2021年05月29日

世界自然遺産

県旅客船協会が配布するオリジナルマスク(同協会提供)

 県旅客船協会(会長・有村和晃マルエーフェリー社長)は、国際自然保護連合(IUCN)による「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産への登録勧告を受けて6月1日から、鹿児島-奄美-沖縄航路の定期船利用者に、奄美群島の自然などをイメージしたオリジナルマスクを無償で配布する。

 

 正式な遺産登録を控え、奄美群島や沖縄のPRと、島間を結ぶ航路の利用促進が目的。

 

 マスクのデザインはハイビスカスやシダ類の植物を配した「南国の植物」、海中を泳ぐウミガメなどをデザインした「癒やしの海」、定期船船体をワンポイントであしらった「船旅ロゴ」の3種類。それぞれ4200枚ずつ、計1万2600枚を用意する。

 

 鹿児島新港、名瀬港(下り便)、那覇港からの乗船客が対象で、マルエーフェリーとマリックスラインが運航する船舶のほか、鹿児島-喜界-知名航路で奄美海運が運航する船舶でも配布する。なくなり次第終了する。

 

 同協会は「世界自然遺産登録を控えた奄美群島への船旅を楽しんでいただきたい。マスク配布を通じて、利用者が安心して乗船できるよう感染対策を行っていることも知ってほしい」などとしている。