外来淡水生物を捕獲調査/スッポンやソードテール駆除へ

2015年09月24日

役勝川などアユの生息する2河川でも見つかったスッポン

役勝川などアユの生息する2河川でも見つかったスッポン

 島内5市町村で組織する奄美大島自然保護協議会(会長・伊東義久奄美市環境対策課長)は9月、島内の河川で外来の淡水生物の調査と駆除に乗り出した。絶滅危惧種のリュウキュウアユ生息域2河川でも肉食性の強いスッポンが見つかっており、スッポンをはじめ本土などから持ち込まれた淡水ガメを駆除し、ペットの適正飼育や外来種侵入防止の重要性を啓発する観察会やシンポジウムも実施する考え。同協議会は「在来種の生息環境と生態系を保全し、世界自然遺産登録につなげたい」としている。

本年度、龍郷町の大美川水系で集中的駆除が見込まれるソードテール

本年度、龍郷町の大美川水系で集中的駆除が見込まれるソードテール