大川ダムビオトープで観察会 奄美市

2018年07月31日

 夢中になって生き物を探す子どもたち=29日、奄美市の大川ダムビオトープ

夢中になって生き物を探す子どもたち=29日、奄美市の大川ダムビオトープ

 奄美マングースバスターズ主催の生き物観察会が29日、奄美市名瀬の大川ダムビオトープであった。奄美市や夏休みで帰省した島外の幼児~中学生とその保護者ら9組30人が参加。自分たちで生き物を探して観察し、その楽しさや大切さを学んだ。

 

 子どもたちに水辺の生き物と遊び、その大切さや魅力を知ってほしいと昨年に続き2回目の開催。ビオトープは、生き物の生息場所という意味で、大川ダムのそばには2002年に奄美市が造成した池があり、多くの生き物が生息している。

 

 参加者は、同バスターズの西真弘さんからざるを使った虫の捕り方を学んだ後、生き物探しを開始。最初は池に入るのをためらう子どももいたが、次第に慣れ、全身泥んこになって生き物を捕まえていた。初めて見る虫に、「わー」「何これ」などと歓声が上がった。

 

 約1時間でアマミアオガエルの幼生やヌマエビの仲間、ゲンゴロウの仲間など約20種類を捕獲。西さんがそれぞれに解説を加えた。

 

 参加した朝沼幸大君(6)=奄美市=は「虫に触るのは最初怖かったけど、楽しかった」と笑顔。財部顕君(9)=同=は「ここはたくさんの生き物がいていい所だと思った。また来たい」と満足した様子だった。