身を寄せ合い静かに、越冬 リュウキュウアサギマダラ 奄美大島

2022年01月14日

身を寄せ合って春を待つリュウキュウアサギマダラ=奄美大島

奄美大島でリュウキュウアサギマダラが集団で越冬している。北風が吹き込まない木立で身を寄せ合いながら、静かに春を待っている。1年で最も冷え込む頃とされる20日の「大寒」にかけて、奄美地方でも寒い日が多くなりそう。

 

成虫で冬を越す数少ないチョウで、奄美が分布の北限。羽を広げると10センチほど。褐色に鮮やかな水色の斑紋が美しい。気温が15度を割ると活動を休止し、枯れ枝などに群がってぶら下がる。暖かくなるとひらひらと羽ばたきだす。