島の民話の創作演目も 喜界島で狂言会

観客を魅了した狂言会=19日、喜界町休養村管理センター

喜界町休養村管理センターで19日、喜界島狂言会が開催された。伝統的な演目のほか、島の民話を基にした創作狂言などが上演され、来場した約100人が日本の伝統芸能を楽しんだ。

 

文化庁が助成する「創作狂言でつなぐ日本の地域文化活性化事業」の一環。主催したオフィスKAJAは、京都を中心に狂言の舞台やワークショップなどを行っている。代表を務める河田全休さんが2016年から喜界島の子どもたちに狂言を指導してきた縁もあり、今回は喜界島言語文化保存会(生島常範代表)の協力を得て公演が実現した。

 

舞台では、狂言師たちが独特の言い回しやコミカルなやりとりで観客を魅了。喜界島にゆかりのある俊寛僧都の狂言語りや同島の民話「ひなた山」の創作狂言も披露され、方言のせりふが飛び出すと会場が沸き、観客から温かい拍手が送られた。

 

観覧した湾集落在住の女性(70代)は「初めて本格的な狂言を見た。しまゆみた(方言)を使っていて身近に感じ、より楽しめた」と感想を述べた。