「唄あしび」で新年祝う 奄美パーク

2019年01月15日

芸能・文化

 「朝花節」を歌う「あやまる会」のメンバー=13日、奄美市笠利町

「朝花節」を歌う「あやまる会」のメンバー=13日、奄美市笠利町

 奄美市笠利町の県奄美パークで13日、「初春唄あしび」があった。同市内外の島唄愛好家らが訪れ、新年を祝う華やかな歌い初め、踊り初めを楽しんだ。

 

 唄者の松山美枝子さんが主宰する「あやまる会」の島唄「うんにゃだる」で幕開け。未就学児から一般までの出演者が「朝花節」や「ワイド節」などを歌い上げた。

 

 奄美市笠利町須野の住民らが「須野八月踊り」を披露すると、手踊りや手拍子をする観客の姿も見られた。唄者の福山幸司さんと平久美さんも出演してステージに花を添えた。

 

 奄美市名瀬から鑑賞に訪れた嶺岡諭さん(38)は「新春に島唄や踊りを楽しめた。出演した子どもたちが島唄をしっかり受け継いでいて、奄美にはいい文化があると感じた」と話した。