あらしゃげ会が市長表敬 八月踊りで地域振興賞 奄美市

2019年10月08日

芸能・文化

朝山市長に受賞報告するあらしゃげ会の築地代表(中央)ら=7日、奄美市役所

朝山市長に受賞報告するあらしゃげ会の築地代表(中央)ら=7日、奄美市役所

 地域伝統芸能大賞(一般社団法人地域伝統芸能活用センター主催)で地域振興賞を受賞した奄美市名瀬の「あらしゃげ会」の築地理昇代表と指宿俊彦事務局長が7日、奄美市役所を表敬訪問した。朝山毅市長は「伝統芸能を引き継いでくれてとてもありがたい」とたたえた。

 

 同会は2011年、市中心商店街の活性化を目標に、奄美を代表する唄者だった故・築地俊造さんを中心に発足。当時商店街ではすでに途絶え、郷友会が中心だった八月踊りの伝統を、奄美市笠利町笠利集落に伝わる踊りを継承する形で練習を続けている。

 

 会員は名瀬在住の12歳から85歳までの約40人。月2回の練習を重ね、クルーズ船の送迎や観光イベントなどで披露している。

 

 築地代表(53)は9月28~29日に奈良県橿原市であった表彰式の様子を朝山市長に報告。「今後も活動を継続し、八月踊りをPRしていきたい」と抱負を語った。