伝統の演芸祭り26年ぶり復活

2015年03月02日

芸能・文化

島口劇などで盛り上がった西犬田布集落の「八日祭り奉納祭」=1日、伊仙町

島口劇などで盛り上がった西犬田布集落の「八日祭り奉納祭」=1日、伊仙町

 伊仙町の西犬田布集落(水本隆太郎区長、145世帯)で1日、「八日祭り奉納祭」があった。旧暦1月8日の神社参りとともにかつて行われていた伝統の演芸祭りが26年ぶりに復活した。老若男女約100人が会場を訪れ、懐かしい島口(方言)劇や踊りなどの舞台を楽しんだ。
 八日祭り奉納祭は、同集落で100年以上続くとされる伝統行事。旧暦1月8日に住民らが同町の犬田布岬にある御崎神社で伝統の踊りなどを奉納している。同集落は地名にちなんで「トウバルゲイシャ」と呼ばれるほど芸達者が多く、かつては集落の公民館で一緒に舞台演芸も行われていた。青年団の減少によって長年途絶えていたが、集落の活気を取り戻そうと復活した。