先祖の神祭り家内安全願う

2015年09月17日

芸能・文化

   旧暦8月最初の丙(ひのえ)に当たる17日はアラセツ(新節)の祭り日。龍郷町秋名・幾里では、「秋名アラセツ行事(ショチョガマ、平瀬マンカイ)」=国指定重要無形民俗文化財=がある。アラセツの前日は「ツカリ」といわれ、16日は地域住民が自宅の縁側にごちそうを供えてコウソガナシ(先祖の神)を祭った。ツカリの風習を代々受け継いでいる秋名の肥後サツさん(88)宅では、今年も赤飯やミキ、果物、野菜の煮物、ジヌユ(地魚)といった豪華な膳を用意。肥後さんが同日夕、家内安全などを願って手を合わせた。

 

昔ながらの料理を供えてコウソガナシを祭る「ツカリ」=16日、龍郷町秋名

昔ながらの料理を供えてコウソガナシを祭る「ツカリ」=16日、龍郷町秋名