花飾り華やかさ競う

2014年09月15日

芸能・文化

今年も華やかな花飾りが披露された西阿室集落豊年祭のテンテン=14日、瀬戸内町

今年も華やかな花飾りが披露された西阿室集落豊年祭のテンテン=14日、瀬戸内町

 瀬戸内町加計呂麻島の西阿室集落(祷昭哲区長、58世帯、97人)で14日、豊年祭があり、同集落に伝わる踊り「テンテン」が披露された。土俵の左右から登場した人々が土俵周りを練り歩いて花輪の華やかさを競い、観客を楽しませた。

 祷区長(66)によるとテンテンの歴史は定かではないが、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈る豊年祭の呼び物として昔から行われている。集落内を流れる川を境に里、金久両地区に分かれ、花飾りの派手さを競う。
 祭りは力士の振り出しとテンテンで幕を開けた。地区名を記したプラカードを先頭に、椿の木に花紙やモールで飾り付けた一番花、二番花を持つ力士が登場。唄に合わせて腕と足を振り上げ、花輪を揺らしながら練り歩いた。その後に力飯を肩に乗せた女性の踊り連が続いた。