龍郷町で西郷・紬イベント/700人来場

2015年11月08日

芸能・文化

小学生から90代まで町民約80人が出演した音楽劇=7日、龍郷町りゅうゆう館

小学生から90代まで町民約80人が出演した音楽劇=7日、龍郷町りゅうゆう館

 龍郷町国民文化祭事業「西郷南洲翁の足跡と大島紬」が7日、同町りゅうゆう館であった。700人近くが来場、幕末に同町に潜居した西郷隆盛について講演やパネルディスカッションで学んだ。大島紬ファッションショーもあり、あでやかな着物で会場を魅了した。
 町民約80人で結成した国文祭混声合唱団による音楽劇「龍郷村の西郷さんと愛加那の歌物語」で開幕。原口泉・志学館大学教授が「奄美の西郷隆盛」と題して講演。「廃藩置県は西郷なしに実現しなかった。奄美の3年間で身分制度などに直面し、市民平等を目指したのではないか」などと語った。