「すごくきれい、軽い」 大島紬の着付けに感激 繊細な柄や滑らかな手触り体感 赤徳小中学校

大島紬の製造工程や着付けを学んだ生徒たち=9日、赤徳小中学校

 龍郷町立赤徳小中学校(土岐邦寿校長)で9日、本場奄美大島紬の着付け体験授業があった。総合的な学習の一環で、中学1~3年生40人が参加。生徒たちは本物の大島紬に触れ、「すごくきれい」「意外と軽い」などと驚きながら繊細な柄や滑らかな手触りを体感していた。

 

 本場奄美大島紬産地再生協議会が協力し、本場奄美大島紬協同組合青年部の5人が講師を務めた。授業は座学と体験の2部構成で、座学では職人が図案作成、糸の染色、織りといった複雑な工程や歴史を解説した。

 

 同青年部の前田圭祐さんは▼泥染めは奄美大島でしかできない▼各工程に高度な技術が必要で、完成まで10カ月から1年ほどかかる▼着物好きなら誰もが知っているといわれている―などと説明し「大島紬発祥の地に生まれたことを誇りに思って」と語り掛けた。

 

 体験では、実際に大島紬を着用して手触りや着心地を確かめた。生徒たちは慣れない和服の着付けに苦戦しつつ、はにかみながら互いの着物姿を褒め合っていた。

 

 3年生の井村碧さん(14)はピンクや水色の柄が入った白紬を着用。「時間と手間がかかった着物だと分かった。とてもかわいいので成人式でも着たい」と笑顔で話した。