カリブの味を堪能 オリパラ交流事業で実施 徳之島町など4町

 東京オリンピック・パラリンピックでカリブ海地域の「セントビンセントおよびグレナディーン諸島」のホストタウンとなった徳之島町は15日、交流事業「カリブ海地域の食文化に触れてみよう」を実施した。町内各小学校の給食でカリブ料理が提供され、児童らは特別メニューを楽しんだ。

 

 食を通じて児童らにホストタウン相手国への理解を深めてもらうため実施した。カリブ海地域はフランス、イギリス、アフリカなどさまざまな文化が入り交じった地域で食文化も独特。ヤムイモやキャッサバ、タロイモなど、日本ではなじみの薄い食材も多い。

 

 今回用意した献立は「シチューチキン」「カラルースープ」「カリブ風サラダ」の3品。同町立亀徳小学校(越間むつみ校長、児童134人)の給食では、タイムなどのハーブの香りが食欲を誘う献立に児童らは興味津々。あっという間に平らげておかわりする児童もいるほど好評だった。

 

 玉利大芽君(同小5年)は「スープに入っていた小豆のような豆が不思議な味だった。味付けはちょっと辛かったけど、とてもおいしかった」と感想を述べ、「カリブの人に島で取れたジャガイモを使った肉じゃがを食べてもらいたい」と笑顔を見せた。

 

 調理を担当した同町の栄養教諭、長畑豊美さん(60)は「豆やイモを多用するほか、ハーブやスパイスの使い方が特徴。砂糖を多く使うなど徳之島の料理と意外な共通点があった」と話し、「子どもたちがおいしく食べてくれたようでよかった。世界にはいろんな料理や味がある。食を通じて興味を広げてほしい」と目を細めた。

 

 同事業はカリブ地域各国とホストタウン交流がある南3島の5町が協力して主催。天城町、和泊町、与論町でも同日、同様の取り組みがあった。知名町は16日に実施する。5町は今月30日に各相手国とのオンライン交流も予定している。