ペッパー先生と防災学ぶ 人型ロボ「命守る行動を」 大和小学校

人型ロボット「ペッパー」を使った防災教室=30日、大和小学校

大和村の大和小学校(新村篤校長、児童27人)で30日、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を使った防災教室があった。大雨に伴う災害をテーマに、ペッパーが命を守る行動を説明。児童たちは興味津々に聞き入り、積極的に発言しながら防災を学んだ。

 

教室は、ソフトバンクが進める災害対策・復興支援を目的とした社会貢献活動の一環。気象庁と連携し、18年から全国各地で実施している。奄美大島の学校では初。同村は一帯が海岸沿いの山あいに位置するため、風水害や土砂災害の危険地帯とされている。

 

ペッパーは同校の川上潔教諭と協力しながら、大雨の要因や想定される災害について説明。▽危険な場所を考える▽避難場所を確認する▽防災訓練に参加する│など災害への備えを挙げ、「正しい知識を持ち、『自分は大丈夫』と思わないように」と伝えた。

 

名瀬測候所の宮﨑隆盛地域防災官は、気象庁が大雨に伴う災害情報を発信する「キキクル」(危険度分布)や大和村内のハザードマップ(被害想定図)について解説。「災害はいつ起こるか予測が難しい。最新の情報に注意して行動してほしい」と呼び掛けた。

 

教室の冒頭、ペッパーから出席番号で指名され、会話した6年生の脇田勇心君(11)は「ペッパー君と触れ合えて楽しかった。防災については家族とも話し合い、いざというときは周囲の人と一緒に正しく行動して、命を守れるよう心掛けたい」と話した。

 

ペッパーを使った防災教室は12月、龍郷町の小学2校でも実施する予定。