住用小が文科大臣賞 アユ保護活動継続を評価

野生生物保護功労者表彰で文科大臣賞を受賞した住用小学校の久永校長(右から2人目)、6年の濱本さん(同3人目)ら=27日、奄美市名瀬の県大島支庁

 奄美市住用町の住用小学校(久永浩幸校長、児童19人)はこのほど、第75回愛鳥週間2021年度野生生物保護功労者表彰で、文部科学大臣賞を受賞した。絶滅危惧種リュウキュウアユの継続的な保護活動が評価された。27日、市内の県大島支庁で表彰伝達式があった。

 

 同表彰制度は、環境省と日本鳥類保護連盟が主催。環境大臣賞や文科大臣賞、林野庁長官感謝状などに全国から計20の個人や団体を選出。文科大臣賞には住用小を含む2小学校が選ばれた。

 

 リュウキュウアユは、天然では奄美大島だけに生息。沖縄本島では、開発などによる環境悪化で1970年代に絶滅したとされる。環境省のレッドリストでは、野生で絶滅する危険性の高い「絶滅危惧ⅠA類」に分類。鹿児島県は条例で希少種に指定している。

 

 住用小のリュウキュウアユ保護活動は、総合学習の一環で2006年から継続。生態観察や生息環境整備を通じてリュウキュウアユの現状を学び、ポスターや発表会で理解を広めている。

 

 27日の表彰伝達式には、同小関係者ら4人が出席。大島教育事務所の松本遵所長から久永校長に表彰状、同校6年の濱本紫音さんに盾が手渡された。久永校長は「表彰は長年の努力と成果に対するもの。活動に携わった人への感謝を忘れず、児童たちの励みとして受け継いでいきたい」、濱本さんは「リュウキュウアユをみんなで守ってこれて良かった。もっときれいな川にできるよう頑張りたい」と語った。