受験生が共通テスト会場へ 奄美群島

受験のためフェリーに乗り込む徳之島高校の生徒たち=13日、亀徳新港

全国一斉に実施される大学入学共通テスト(15、16日)を控えた13日、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の受験生たちの移動が始まった。試験会場がある奄美大島と沖縄県で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での受験。受験生らはコロナ禍でもベストを尽くすため、より一層の感染防止と防寒対策に身を固めて真剣な表情でフェリーや飛行機に乗り込んだ。

 

例年はフェリーを利用している沖永良部高校は沖縄県の感染拡大を考慮して空路に切り替えたほか、徳之島高校は恒例の出発式を簡略化するなど、各校が感染対策に気を配った。徳之島町亀徳新港であった徳之島高校の出発式では、受験生26人(男子16人、女子10人)を代表して、普通科3年の吉田蓮さん(18)が「試験のために皆頑張ってきた。成果を出せるようにベストを尽くしたい」とあいさつした。

 

同日、沖永良部高校13人、喜界高校8人の受験生は空路で奄美大島入り、与論高校の14人はフェリーで沖縄入りした。樟南第二高校の受験生8人は14日に空路で奄美大島入りする。

 

受験生を受け入れる奄美市名瀬の宿泊施設は、受験生との接触を避けるために、宿泊中は室内の清掃を実施せず、食事の時間帯も極力分散させる措置を取るという。施設の担当者は「ただでさえ大変な時期。せめて部屋の中だけでも安心して過ごして、試験に全力を尽くしてほしい」と受験生らの健闘を祈った。