夏休みの調査成果を発表 総合探究で地域課題探る 大島北高

来場者からの質問に答える生徒ら=29日、大島北高校

 奄美市笠利町の大島北高校(下髙原涼子校長)で29日、総合的な探求の時間「アマンDay」のポスター発表があった。2年生42人が、奄美の農業や伝統文化、自然環境などについて、夏休み中に調べた内容を発表。下級生や教諭、地域の協力者から質問や助言を受け、次の探究活動に向けて学びを深めた。

 

 アマンDayでは生徒たちがテーマごとに班を作り、年間を通して地域の課題解決に向けた探究活動を行っている。2年生は9班に分かれて夏休み中にフィールドワークやアンケートなどを実施。この日は班ごとに探究の成果をポスターにまとめ、来場者へ説明した。

 

 「奄美の伝統野菜を次の世代へ」のテーマで発表した班は、奄美大島の在来品種について地元の観光ホテルなどへアンケートを実施。「調理担当者からは使ってみたいという前向きな意見が多かった」「生産者が少ないことが普及の大きな課題」などと述べた。住民や大学から種を分けてもらい、校内で栽培にも挑戦しているという。

 

 八月踊りについての探求に協力した同市名瀬浦上町の壽剛進町内会長(70)は「どの内容もよかった。高校生が問題提起し、若い世代が地元の行事に参加するような仕組みをつくってもらえたらうれしい」と話した。

 

 生徒たちは今後も探究を進め、来年7月に校内で最終発表を行う予定。