奄美の2校、県優秀小規模校に 龍郷町秋名小と宇検村阿室小中

秋名小学校の教職員たち=1日、龍郷町

 龍郷町の秋名小学校(平田郁夫校長、児童22人)と、宇検村の阿室小中学校(中村正治校長、児童生徒20人)は、2021年度の県へき地・小規模校教育優秀校表彰を受けた。地域性を生かした活動として、秋名小は校区に広がる田袋で稲作を28年間継続。阿室小中は山村留学受け入れに取り組み、児童生徒を増やしたことなどが評価された。

 

 同表彰は、へき地・小規模校教育の振興と充実が目的。少人数や校区環境の良さを生かし、優れた教育活動に取り組む学校を選出している。今回は、秋名小と阿室小中を含む6校が受賞。先月22日の県へき地・小規模校教育研究大会(南九州市)で表彰式があった。

 

 秋名小は1993年以来、総合学習の一環で稲作活動「秋名田ぶくろ物語」を継続。地域住民との共同作業を通じ、郷土愛も育む。2019年からは、唄や踊り、相撲、舟こぎなど奄美の文化やスポーツを体験して学ぶ放課後活動「スポ・カル」にも取り組んでいる。

 

 阿室小中は、児童生徒6人だった2008年度以降、校区活性化委員会と連携して「親子山村留学」に尽力。児童生徒延べ31人(18世帯)を受け入れ、学校存続につなげている。この成果は17年、第56回農林水産祭むらづくり部門で最高賞「天皇杯」を受けた。

 

 秋名小の平田校長は「地道な活動継続が評価された。教職員が一丸となり、児童は真面目に取り組み、地域も協力してくれた」と話した。阿室小中の中村校長は「地元の思いが結実した阿室校存続。大規模校で悩み、転入した子の居場所にもなっている」と語った。

阿室小中学校の児童生徒と教職員たち=2日、宇検村