島の価値を再確認 自然遺産の林道を散策 徳之島町・尾母小中

美延さん(右)の案内で国立公園内の林道を散策する生徒ら=22日、剥岳林道

 徳之島町立尾母小中学校(伊地知勇校長)は22日、総合的な学習の時間を利用したフィールドワーク「徳之島の世界自然遺産について調べよう」を実施した。同校の中学2、3年生7人と同校教諭4人が参加。ガイドの案内で国立公園内の林道を散策、独特の植生など徳之島の自然の価値を再確認した。

 

 徳之島の世界自然遺産について調べる活動の一環。徳之島で環境保護活動に取り組む「徳之島虹の会」の美延優志さん(31)、寛山一郎さん(51)の案内で剥岳林道から天城町三京にかけて国立公園内の約2・5キロを散策した。

 

 同コースはオキナワウラジロガシを主とした植生が特徴。地面にはケナガネズミが食べ残した松かさも散見されるなど、生徒たちは自然遺産の森に息づく野生動物たちの痕跡に触れながら約2時間の散策を楽しんだ。

 

 同中3年の久保葵さんは「少し道が悪くて大変だったが楽しかった。今回は出会えなかったけど、ケナガネズミの話題が面白かったのでいつか会ってみたい」と感想を述べ、「徳之島の自然を守るために私たちができることを今後の授業で考えたい」と話した。

 

 フィールドワークの結果は生徒たちが今後の発表に向けてまとめていく。美延さんは「短い時間だったが徳之島の自然を知る基礎となる森の構成について伝えた。生徒らはあと数年は島で学生として過ごせる時間がある。自然遺産の島に住んでいるという意識を持って積極的に島のことを学んでほしい」と期待した。