心のゆとり、思いやりを 交通安全運動前に作品で啓発 大高書道部

大島高校書道部の2年生8人で書き上げた交通安全啓発作品=17日、奄美市名瀬の同校

 秋の全国交通安全運動(21~30日)を前に交通事故防止を啓発する書道パフォーマンスが17日、奄美市名瀬の大島高校であった。同校書道部(木村文音顧問、部員17人)の2年生8人が筆を執り、心のゆとりや思いやりを持った運転の大切さを訴えた。

 

 交通安全運動に合わせた同校書道部のパフォーマンスは、昨秋に続いて2回目。地域住民の意識啓発を目的に、奄美署が依頼した。当日は同校舎屋上で実施。青空の下、部員は流れる音楽のリズムに乗り、振り付けや手拍子などを織り交ぜながら筆を走らせた。

 

 完成した作品は、安全運転の心掛けを「あなたを救う心のゆとり 誰かを守る思いやり」などと表現し、大切な人と笑い合える日々への祈りを「結い 繋」との言葉に集約した。このほか背景にハイビスカス画をあしらい「島の未来へ」と書いた作品も仕上げた。

 

 2年生の上野凛部長(16)は「部員一人一人の人柄も反映した、個性あふれる作品ができたと思う。コロナ下でパフォーマンスの機会が少ない中、開放的な場所で表現できたことも楽しかった。自分たちの作品が交通安全につながるとうれしい」と語った。

 

 同署によると、今年、16日時点で管内の交通人身事故は39件(前年同期比3件増)、物損事故を含めても昨年から微増傾向。末永健太交通課長は「書道部みんなで一つの作品を完成させたように、交通安全も地域一体となって推進していきたい」と話した。

 

 作品は運動期間中、奄美市役所で展示される予定。